わが愛しの広島カープ

私、広島カープのファンです。
青森県にはカープファン10人くらいしかいませんよね。もうちょっといますか？

今年はまさかまさかの大健闘で、開幕前にはだいたい最下位に予想されていたのですが、今のところ２位。5年ぶりにCS（クライマックスシリーズ）に出られそうです‼️⚾️

僕が生まれた1975年に広島カープは初優勝しました。それまでは、それはそれは弱いチームだったそうです。父親がカープファンだったので自動的に僕もカープファンに。「赤い帽子は迷子になった時見つけやすい」と、母は実用性の方を重んじていたようです。

その後『江夏の21球』で有名な1979年の近鉄との日本シリーズを制して初の日本一。翌年も日本一となり、僕が小学生の頃は、広島カープは強いチームでした。ホームランを打ちまくる山本浩二、連続試合出場記録で国民栄誉賞をもらった衣笠祥雄、今でも日本記録の33試合連続安打の高橋慶彦。ピッチャーは先日亡くなった精密機械・北別府学、軟式野球出身の大野豊、荒れ玉の奪三振王・川口和久。そして30代で亡くなった「炎のストッパー」津田恒実。魅力的なチームでした。

ところが、1991年に優勝したのを最後に、次に優勝するまで25年待たねばなりませんでした。最後に優勝した時、僕はピチピチの高校１年生でしたが、その後大学生になり、社会人になり、会社を辞めて医者になり、気がついたら完全なおじさんになってました。一度、1996年に優勝しかけたのですが、巨人の「メイクドラマ」ってやつで、最大11.5ゲーム差をはね返されてまさかのV逸。この時の主力は、のちに監督になる野村謙二郎と緒方孝市、天才・前田智徳、ホームラン王の江藤智、阪神でも活躍したアニキ・金本知憲。すごいメンツで打ちまくりでしたが、打たれまくりでもありました。やっぱりピッチャーですよね。。。

なぜカープが弱くなったか。
FA（フリーエージェント）制度のせいです！

大切に育てた選手をどんどん巨人にとられ、、、、川口、江藤、大竹、丸、、、
阪神にも取られ。。。金本、新井。。。

お金がないカープ。元々は特定の企業経営ではない市民球団を源流としており、あまりにお金がないので、球場に大きな樽を置いて、その中に観客が募金してなんとか経営がもっていた、と言うのは有名な話です。自動車会社のマツダが親会社ではありますが、それでもなんとなく「市民球団」の雰囲気が残っています。去年メジャーから帰ってきた秋山翔吾選手（八戸学院大学出身です）が初めてのFA獲得選手で、基本的に取られてばっかりです。お金がないので。

2016年に25年ぶりに優勝した時には、ヤンキース帰りの200勝投手・黒田博樹と、阪神から戻ってきた今の監督の新井貴浩という、弱い時代を支えたベテラン２人が抱き合うシーンに思わずもらい泣き。それから３年間強かったこと強かったこと。強すぎてだんだん面白くなくなってしまったくらいです。その中から鈴木誠也というスターが生まれ、現在はメジャーのカブスで活躍しています。

今年の夏休み、帰省がてら、観てきましたカープ戦！！