映画の話 part3

いろいろ

誰にも求められていないのに書き散らしているこのコーナー。
ネタ切れ疑惑があります。

アニメ映画は、一番好きなのは『銀河鉄道の夜』(1985)です。幻想的です。。。
細野晴臣って天才ですよね。YMOは今年高橋幸宏、坂本龍一両氏が相次いで鬼籍に入りましたが、長生きしていい音楽を続けて欲しいものです。

僕ら世代だと『AKIRA』(1988)です。去年くらいに久しぶりに見ましたが、まー、今見ても面白いです。東京オリンピックを予言していたと話題になりました。名作はなんか未来を見通していることがありますが、アニメはイメージが自由に描けるので余計にそうですね。最近(でもないですが)だと『サマーウォーズ』(2009)も好きです。

ジブリ系は最近のはなんだかややこしくてあんまり見ない、というと、ジブリファンの知り合いからはいろいろ言われるのですが、作家もミュージシャンも映画監督も、やっぱだんだん理屈っぽくなっていくんですよね。これは仕方のないことなのかも知れません。人間というもの自体がそうなのでしょう。初期から中期の疾走感はやはり失われます。

「飛べない豚はただの豚だ、わかってんのかお前!」と、昔バイトの先輩に言われました。コンプライアンスに厳しい今だとその先輩は怒られるのかも知れないですが、僕らの時代はそんなことではやっていけませんでしたし、今思い返すとその頃の僕はまだ可愛い子豚でした。その話と関係はないのですが、『紅の豚』(1992)単純に面白いですね。映画は音楽が本当に重要だな、と思うのですが、「マルコとジーナのテーマ」素敵です。

やっぱりナウシカ、ラピュタ、トトロ、魔女の宅急便、耳をすませば、もののけ姫、あたりまでですかねー。「千と千尋」になると、僕にはちょっと理屈っぽ過ぎて話がよく見えなかったです。また豚の話で恐縮ですが、どうして千尋の両親は急に豚になったのでしょうか。謎です。『ハウルの動く城』になると、「雰囲気だけやん」と思って僕はあんまり面白いとは思いませんでした。今見返したら違うのかも知れませんが。

思うにクリエイターは、初期はイメージが膨らんで、その勢いをある程度削ってくれていい感じに仕上げてくれる人が周囲にいるのだと思います。まだ偉くなる前なので周囲に耳を貸しますし。それですっきりしたいい作品が生まれるのかも知れません。ところが売れて偉くなってくると、その頃にはイメージ自体は低下しているのだけれど、本人が偉いもんで周囲がうまく削れなくなって、「大がかりだけどいまいち何言いたいのかよくわからん」みたいな雰囲気ものの作品ができてしまう、というようなことかな、と思ったりします。僕の勝手な持論です。

そこへいくと『エヴァンゲリオン』は、膨張したイメージ削る気全くなし、走り続けて最後壁に激突してどこに行ったのか不明、という潔さがあります。難解ですよね。。。

キリスト教に詳しいとエヴァについて理解が深まるのかも知れませんが、僕は全然詳しくないので、普通に面白いなあ、と思って、テレビシリーズも映画も一応は全部見ました。シンジと初号機がシンクロ率400%になった時に、当時飼っていたネコがテレビの上にぴょんっと飛び乗って、目がピカーと光ったのを今でも思い出します。

まさかと思って探したら残ってましたその写真(笑)

(医師:濱近草平)

 

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