セコメディック病院 加藤先生

研修医日記

こんにちは。
千葉県にあるセコメディック病院という病院で研修をしております、研修医2年目の加藤です。

今年の9月末から10月末まで東通村診療所で研修をさせて頂きました。
東通村での研修においては非常に多くの学びを得ることができました。

一方で、研修前に彼女と別れ傷心を負っていた私は、研修中にマッチングアプリ(いわゆる出会い系アプリ)に登録したのですが、そちらにおいてはなんの成果も!!得られませんでした!!(笑)

冗談はさておき、東通村診療所での研修(主に一般外来)において気付かされたことを1点だけご紹介したいと思います。

それは、「病を見て人を見ず」です。

急性期の病院で研修をしていたため、ある程度の救急対応に自信を持っていた私ですが、いつの間にか病気しか見ていない医者になっていたことに気付きました。
東通村診療所においては、患者のニーズや患者背景を大切にし、ラポール形成(信頼関係の構築)をひとつの目的として診療が行われていました。

アドヒアランス・診断率・満足度の向上を目指す考えですが、そもそも距離的に「病院がここ(東通村診療所)しかない」ため、ラポール形成は必須だということです。

「患者さんが畑で何を作っているか、患者の息子さんが何部に入っているかなんて診療に関係ねえよ」と思っていた自分ですが、そういう考えによって目の前の患者さんの目すら見ずに話をする自分になってしまったと深く反省しました。

何のために医者をやっているか。人それぞれだと思いますが、患者のためという本質は逸れてはいけないと思っています。
当たり前のことですが、日々の仕事に忙殺され、忘れてしまう大切な気づきが得られた研修となりました。

関わって頂いた地域の皆様、医療従事者の方々、本当にありがとうございました。

(10/1のさんぽ連×東通そば 文殊の森リレーマラソンにも参加していただきました!写真の右側が加藤先生です)

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